授業中に使用したもの

中学生

追記:最近塾向けの教材に興味を持って調べてみたところ、市販のものとは明らかに量や質が(良い意味で)違う問題集がラインナップされていることがわかりました。とりわけ、小中学生向けに関していうと、高校生向けに比較して物足りないものを感じていたのですが、これらで対応ができそうです。これらについてのレビューは、参考2のリンクにおいて詳細にされているので、参考にしてください。

 

参考:https://www.shop-chuoh.com/

参考2:https://gawasan.com/junior-high-school-textbook-assessment

 

・新中学問題集シリーズ(標準、応用、演習)→評定で4や5を狙う人、中高一貫校向け

・必修テキスト、ワーク(EN)、Keyワークシリーズ→教科書準拠

・フォレスタ→基礎基本

 

という認識ですが、ひとまずは一式そろえてみてから使用感を見てみたいと思います。

(追記おわり)

 

 

いろいろな教材がありますが、生徒様のレベルやニーズに応じて使い分けていくと大体向いているものがわかってきました。

 

〇ニューコース&ニューコース問題集(学研)→平均点~平均点プラス20点の方にお勧め

そこまで分厚くなく、かといって内容が薄いというわけでもありません。

狙った科目を(最後まで)やり切りたいという場合や、分厚い問題集はちょっと・・という生徒様にお勧めです。

 

その代わり、内容は定期テストで平均的な成績(またはそれ以上)を残せる方向けになっているため、平均点を下回っている場合や自習が苦手な方は苦労するかもしれません。

 

 

〇教科書ワーク・教科書トレーニング→平均点プラスマイナス10点の方に最適

レベル的には最も幅広い方に対応しているでしょう。

教科書のようなわかりやすい記述と、無理のない問題のレベル・分量となっています。

典型的な問題について類題を多くこなしたいという場合には、教科書ワーク・教科書トレーニングそしてニューコース問題集をやっておけば安定するでしょう。

 

また、副教科の対策問題集としては(市販のものでは)これくらいしかありませんが、副教科は「全教科書対応」のものしかないため、使っている教科書や学校の先生の授業の進め方によっては、載っていないジャンルも結構あるのは難点です。

 

一方で、内容はあくまで最大公約数的なものなので、定期試験対策をする場合には、(その先生の)過去問をやることには及びません。

また、内容があくまで平均点をとる生徒の方を想定しているということですので、それ以上を目指す生徒様には退屈に思えるかもしれません。

 

反対に、平均点を10点を超えて下回っている生徒の方の場合には、たとえこのシリーズをやるとしても誰かが付き添って解説・添削しなければ必要な成果が得られない可能性もあります。

追記:「必修テキスト」は教科書ワーク・トレーニングと同じ文理が出しています。

 

〇ひとつひとつわかりやすくシリーズ→教科書ワークが難しい方向け

内容的には初歩の部分で(市販のものでは)最もわかりやすく解説しているのではないかと思われます。ただ、ボリュームはかなり少なめです。

 

したがって、成績が2~3の方で自習の意欲・習慣がある方には向いています。

 

 

〇難関徹底攻略(高校入試特訓シリーズ)(東京学参)→公立高校入試以上のレベルを目指している(目指せる)方、通知表で4~5がコンスタントに取れる方に最適

東京学参のこのシリーズは総じて解説が丁寧です。

とりわけ国語の読解問題集は、解答を作成する方法が類書にはないくらい丁寧に書かれており「(今まで何となく点数は取れてきたけれども)国語で何を考えて勉強すればいいのかわからない」という方は、この本をやればかなり安定するかと思います。

 

ほかにも数学、英語もありますが、いずれもハイレベルで丁寧な解説で、トップクラスを目指す生徒様のニーズを十分満たすものと思われます。

 

その代わり、内容的に「わかっている人向け」という色が濃いので、必要なレベルに達していないと、解説がそもそも理解できない可能性もあります。

 

 

〇最高水準問題集(文英堂)→難関徹底攻略の類題が必要な方向け

レベル的には、難関徹底攻略と同じくらいですが、解説がそこまで丁寧ではありません。ただ、学年別になっているのでこちらのほうが便利なこともありますので、その辺りは選択の問題でしょう。

 

高校生

※基礎固めのために上記の(中学生向け)難関徹底シリーズは高校生であってもお勧めです。

 

〇教科書ガイド

とりわけ国語(古文と漢文)や英語は、もし自分の教科書に対応しているものがあるなら、全訳や単語ごとの文法解説、その他教科書の設問の解答例なども載っているため、持っておくと役立つことが多いです。

 

〇シリーズもの

・得点奪取シリーズ:現代文、古文、漢文(河合塾)

この問題集の特徴は、解答の添削がついているということ。

比較的得意な人向けですが、河合塾系の国語問題集は総じて好きです。

 

・山川教科書:日本史、世界史

山川の教科書は、大きな書店(広島の福屋など)で購入することができます。

山川のサイトでも購入可能です。

 

他にも類似本として、「もう一度読む」シリーズや「アナウンサーが読む」シリーズ、または「研究」シリーズもありますが、内容的にバランスが取れているのはやはり教科書だと思います。

 

・チャートシリーズ

言わずもがな数学の定番です。数学以外でも英語など自分に向いていそうな参考書があれば、持っておくと役立つかもしれません。

 

・「理解しやすい」シリーズ

構成的には中学生のニューコースに近いカラフルなものなので、中学生の時にフルカラーの参考書を愛用していた生徒様にはとっつきやすいでしょう。

 

・「やさしい」シリーズ

上記の数学に関して、説明が分かりづらい人は「やさしい数学1A」や「やさしい数学2B

」などがお勧めです。

 

・システム英単語シリーズ

基本的には、BASIC(黄色)と無印(青みどり)をやっておけばよいです。

他にも語源別の「プレミアム」などもあります。

英語は、駿台が良書が多いイメージですね。

 

・レベル別問題集(英文法、英語長文)

英語の基礎について、毎日お勉強したいなら細切れになっているこの本がいいですね。

 

・精講シリーズ(基礎問題、標準問題など)

チャートの半分くらいのボリュームで内容を1周することができます。

チャートの分厚さが苦手な方は、こちらの説明の仕方や問題構成が向いているかもしれません。

 

・東大入試詳解シリーズ(いわゆる青本)

「東大」と聞くと、自分には関係ないと思われるかもしれません。

しかし、東大は京大よりもオーソドックスな能力を試すものが多く、特に現代文は解説も含めて、読み物としてお勧めです。

 

小学生

追記:

小学生(とりわけ中学受験生)向けの市販教材は非常に限られており、また量や質ともに塾用の教材と大きな差があることがわかりました。

中学受験をするのであれば、塾用の「新小学問題集(教育開発出版)」や「新演習(エデュケーショナルネットワーク)」、あるいは「マナビー(家庭学習研究社)」、「予習シリーズ(四谷大塚)」などを購入し、これらをよく演習することがマストになるでしょう。

 

〇シリーズもの

中学受験を想定している方または学校のテスト問題では物足りない方向け

・はなまるリトルシリーズ(四谷大塚)1~3年生

・予習シリーズ(四谷大塚)4~6年生→相当なボリュームと難易度なので「やりきれない」リスクも考慮する必要あり。場合によっては中学生や高校生でも参考になる場合がある。

・グレードアップ問題集(Z会)→自身の学年のものをやる場合には、2学期以降にやったほうがよい。1学期にやる場合には、1つ前の学年のものも検討。

・はじめての論理国語(出口) →小学生向けの国語では出口先生の本をいかにうまく活用し、教えていくかが目標になるでしょう。

・作文力をつける(樋口):低学年、中学年、高学年向け→難易度は後半に行くほど高くなり、時間をかけてじっくりと取り組む必要がある。これも、3年生1学期には低学年用、5年生1学期には中学年用を用いるなど、生徒様のレベルに応じて適切なものを選ぶ必要がある。

・パーフェクトコース(学研)やその類書→いわゆる「辞書」代わりになる。なにか1つのシリーズを全教科そろえておくとよい。

 

学校のテストを想定している方向け

・教科書ガイド&教科書ワーク

 

※小学生は(大人からみれば)内容は簡単ですが、それだけ基礎的ということもあり、わかりやすく正確に理解させるということはなかなか困難です。また、うまくやる気にさせる必要もありますから、教える側は単なる学力以上のスキルが求められます。

 

そのうえで役に立ちそうな本をいくつか挙げておきます。

 

・「中学受験国語の神業」

教える側としてどのような点に気を付ければよいか。

国語力の確かめ方としてどのようなものがあるか、ということを具体的に示した良書です。

 

・読解問題なんかこわくない: 誰でもつかえる読解テクニック

読解問題の小学生向け参考書ですが、こうした本にありがちなところとして「(ある程度)わかっている人」でないと難しいかもしれません。

しかし、良書であるのは間違いなく、小学生のみならず大学受験生でも役立ちます。

 

・男の子の学力の伸ばし方/女の子の学力の伸ばし方

男女それぞれ発達の順番や家庭は異なるので、それぞれに応じた教え方ができれば学力を無理なく伸ばすことができます。類書もいろいろあるので、ピンとくるものを選ぶとよいでしょう。

 

・学力の経済学(漫画版も)

「勉強しなさい」ということに科学的なエビデンス(証拠)があるかどうか、ということから「何をすればどんな効果がどれだけ生じるのか」を科学的に説明した本です。いわゆる「教育メソッド」の本はたくさんありますが、個人の体験談や感想を超えた内容の本としては本書が良いと思います。