授業例

実際に私が受け持った生徒様の事例をもとに、どのような授業を行ってきたのか(これから行っていくのか)ということをご紹介します。

1.やる気はあるのになぜか結果が出ない人の授業例

当方にいらっしゃる生徒様の中で、最もよくあるパターンです。

このタイプの生徒様または親御様は「勉強の仕方がよくわからない」とよくおっしゃいます。

 

「勉強の仕方」というのはなかなか奥深い問題ですが、実際のところ次のような問題に分解できそうです。

 

①問題集の解説、または参考書の解説ではよくわからない

→なので、勉強時間や参考書選びが間違っているのではと思うことも

追記:学校の説明だけではすべてを理解しきれていない、というタイプのことが多い気がします。こういう場合は、説明の仕方をより丁寧にすると改善することがあります。

 

②自分で勉強しようと思っても、途中でやる気がなくなっていい加減になる

→①と同じような悩みに変化することも

 

このタイプの生徒様の場合「普通に指導」すれば、問題は解決することが多いのですが、それでは月並みすぎるということもありますので、これに加えて「このような問題集・参考書の勉強をしたらこのような結果にできる」という情報を生徒様や親御様に提供し、相談しながらも生徒様に決断してもらう、ということもやっております。

※最近では、塾教材の見本を送ってもらい、それを生徒様と一緒に使って評価してみるという試みも一部行っています。

 

そうすることで、勉強のペースや「身に着け方」を知ってもらい、生徒様にも自信を持ってもらいます。

 

※「応用力」という意味での「勉強法」については下記。

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指導計画案
計画を立てて指導する場合に作成するもののサンプルです。
指導計画案.pdf
PDFファイル 423.9 KB

ある日の授業構成

6時ごろ

生徒さんがいらっしゃる。(教師自宅)

宿題として出していた数学や、地理の問題の確認と、理解度チェック、

簡単な解説などを行って、授業の導入をする。

6時半ごろ 

今日は何をするのかを生徒さんからヒアリング。

事前にお母様やご本人から数学や国語をしたいと聞いていたが、

今日は「数学と国語をしたいです」と明確に意思表示して頂いたので、

まずは数学からすることに。

 

数学の内容は「一次関数」。宿題としてはグラフや式などの基本問題を

出していたので、こちらでは最高水準問題集を使って、やや応用的な

問題を一緒に考える。

 

生徒様は非常に活発に意見を出してくれて、こちらも理解度が

よくわかって、助かる。

 

全体としての進捗は一次関数の半分くらいは終わった感じか。

あとは、時間の余裕をみながら応用力をもっと付けさせたい。

7時ごろ

数学を続行する。

途中切りのいいところで、国語に切り替える。

最高水準問題集を使用。

7時半ごろ

お迎えが来る。

切りのいいところで国語を終了して、残りは宿題に。

あまり、宿題を嫌がらないどころか積極的なところがよい。

宿題としては、前回に引き続き地理と数学と国語を出し、

また読書用の本も1冊貸し出した。

 

来週がまた楽しみである。

2.才能はあるが努力が苦手な人の授業例

このタイプの生徒様もよくいらっしゃいます。

例えば、得意科目はそこそこ勉強するのに、苦手科目はさっぱりしないというパターンです。

 

このタイプの場合には、授業中にもあまり強制するといやがるので、まずは得意科目を中心に「努力」することを覚えてもらいます。

 

例えば、国語が得意で数学が苦手という場合には、国語の読解の宿題を出して、丸付けや解説を読むこと、解きなおし、というところまでやってもらいます。

 

そして頃合いを見て、そのほかの科目(英語や古典)や苦手科目も徐々に取り入れていきます。

最終的には、問題集を渡して、それを自宅学習で自発的に取り組んで、わからないところをこちらに質問しに来る、という段階まで伸ばすことを目標とします。

 

追記:半年間指導した結果、呉市立呉高校に無事合格してくれました。また、嫌いな数学についても夏休み中は、3時間フルでやってもついて来てくれるなど「苦手なものでも頑張れる」という意識は確実についてきたものと思われます。

3.成績最上位を目指すための授業例

元からよくできるが、さらに上を目指す場合です。

 

この場合には、学校の進みに退屈していることが多いので、学校の進行度にとらわれないややハードな教材を選んで、対応します。

※具体的には、東京学参の難関徹底シリーズ(市販)や、新中学問題集(非市販)あるいは、英検の高校生向けの級です。

 

ただ、その代わり説明は1からしっかりと行います。

そして、余裕がある場合には自分の解答の「根拠」も考えてもらいます。

このレベルの人は、才能があり、直観も優れているのですが、問題によって得意なものからやや苦手なものまでばらつきがあり、これを安定させるためには、具体的に考える習慣をつけることが有用です。

 

また、教師がややリードした形で問題を解いてみて、実際に私が悩みながら問題を解いているプロセスを学んでもらうことも意味があると考えています。

 

追記:2年ぐらい指導した結果、全教科平均点から30点以上プラスの状況で安定するようになりました。

※一時、社会の点数が危ない状況になりましたが、問題集の選定を考え直したことで、再び90点台に戻りました。

 

もともとの素質(才能)という点では、十分にあったので週1回3時間半でも十分に対応できており、試験勉強などは自発的にやってくれるので助かっています。

また、部活動なども頑張っているので、それらにも支障をきたさないよう、スケジュールもかなり調整しています。

4.国語(読解・記述)特化授業例

 

国語はほかの教科と比較しても教材を適切に選ぶ必要があります。

たとえば、(中学生以上に)個人的に最もおすすめなのは「難関徹底攻略」シリーズの国語ですが、これは分量が多く、また設問も難易度が高いものが多いので、生徒様のレベルが追い付いていないとしっかりと取り組めないことがあります。

 

したがって、場合によっては、学校の教科書(と学校のワーク)を利用して、それぞれの設問の答えの出し方を、基礎からやったほうが結果が出ることもあります。

 

例1)難関徹底攻略を用いた授業例

設問の解説が非常に充実しているので、順番にやっていけば問題ありません。

そのうえで、解答を作成したら、その採点のポイントを2つか3つほど提示します。

※この順番は逆にしてもよいです。

そして解答を添削し、必要な要素をいくつ含んでいるかを明確にします。

最後に、私の作った解答例と問題集の模範解答を写してもらい、それをまた同じように解説して次の問題に行きます。

 

例2)教科書や学校のワークを用いた授業例

設問は簡単なものが多いですが、それだけに「なんとなく」解いてしまっている可能性もありますので、それぞれの設問の答えを教科書のどこから採用しているのかということを具体的に聞くことが重要です。

 

そして、こちらは提出物となることも多いので、提出期限に合わせて余裕をもって仕上げられるようにスケジュールもしっかりとたてて監視します。

 

参照:

いわゆる「国語力」について

国語が個別指導に最も向いている理由

ダウンロード
国語勉強法案.pdf
PDFファイル 665.9 KB

5.スケジュール管理中心の授業

「家ではなかなか勉強しない」「いつもぎりぎりになって課題をやっている(ので、対策が間に合わない)」「自己管理が苦手」という方の場合には、こちらで具体的に勉強のスケジュールを管理することで成績が向上することがあります。

 

例えば期末試験は科目が多く、しかも学校によっては1週間前にならないと発表がされないところもあります。そういうところでは、試験週間前から「〇曜日にはこの科目について、この問題集の〇ページから〇ページまでをやってくる」というように、具体的に計画を立てます。

 

例)週2回の授業の場合(水曜日、日曜日)

→木曜日は数学の学校のワークを〇ページまで

 金曜日は理科の新研究を〇章まで

 土曜日は社会の学校のワークを終わらせる

 日曜日の午前は副教科の教科書ワーク・教科書トレーニングなどを使って、副教科の暗記ノートを各教科1ページ程度作る

 

そして授業においても進捗の確認は必ず行い、未消化の課題は授業中にやって調整します。

こうすることでスケジュールに余裕ができ、中間試験や期末試験で苦手な部分を練習する時間を十分にとることができます。また、課題の提出点も安定するので内申点も少なくとも3を確保することができます。

こちらも参照

使用教材の履歴

 

実際に授業で使用した教材を、国語を中心にいろいろご紹介します。


動画

 

実際の授業の様子を動画でご覧いただけます。


ある日の授業記録

昔ある生徒さんに国語(読解・記述)と英語を指導した時の指導記録です。