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2019年9月報告+高校入試改革について思うこと

普段と比べてやや早いですが、書きたいことがすでにたまっているので、9月を「回想」してみたいと思います。

秋の入り口

9月になると、いよいよ「今年も残り少なくなったな」と思わされます。

もちろん2学期は、イベントが密集しているのですが・・・

 

 

生徒さんにとっては、「夏休み明け試験」「中間試験」「期末試験」と(少なくとも)3つの試験があるほか、文化祭を筆頭として部活動も最も盛り上がる時期でもあります。また、受験生は多くの模擬試験を受けることになります。

毎日が授業日に

私(教師)にとっては、どうかというと・・

まず、生徒さんの募集(集客)についてですが、これについてはもうこれ以上増やさなくてもよいレベル(8人。きょうだいでいらっしゃる方も)になったので、あまり無理をしなくてもよくなりました。

 

 

3の方はいらっしゃいますが、高校生になっても継続していただけることがほぼ決まったので、その点でも教師としては安心です。

塾用教材の成果?

そして、教育面ですが夏休み明け試験の結果を見る感じでは、多くの生徒さん(すべてとは言いません)が予想を上回る点数でした。

夏休みから、塾用教材(新中学問題集や必修テキストなど)を導入したのですが、その成果が思ったよりも早く出て驚いています。

 

反対に、成績がある教科では伸びたけれども、別の教科では伸びていない、というアンバランスな生徒様もいました。

 

宿題など、普段の学習は真面目に取り組んでいるのに、テストではよく考えずに解答してしまうという状況は、どうしたものかなぁと思っています。

県立高校入試改革について思うこと1

まだ最終決定ではないようですが、県教育委員会のホームページに素案が出ています。

何がどのように改革されるのかということの詳細は、そちらをご覧ください。

参照:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku/sennbatsu-boshuu.html

 

私がざっと見て「画期的だな」と思ったのは、次の2点です。

 

・選抜1と選抜2の統合 → 一次募集では、学力テストのほか自己PR書と面接試験

・調査書(内申書)の簡素化 → 23年次の成績に絞り、1年次の成績は対象外に

 

かくいう私も、2007年に現行制度で受験しました(試験問題の構成はだいぶ違いましたが)。

この久しぶりの入試改革は、生徒さんやご家庭はもちろんですが、塾や家庭教師にとっても大きなインパクトを与えたのではないかな、と思います。

 

というのは、今までは1年生の成績から考慮されたので、入学してすぐの課題テストで失敗すると、もうその時点で「レール」を外れてしまうことになっていたからです。

1年生1学期の成績が気になるあまり、試験で失敗して号泣していた方もいらっしゃったようです。

 

塾やら家庭教師としては「内申点対策」を売りにしてきたことは否定できません。

それは、なかば生徒さんやご家庭にとって「不安を煽って契約をとる」ということにつながっていて、私としては複雑な思いがありました。

※私の学生時代にはここまで塾や家庭教師が「マストアイテム化」するとは思っていませんでした。

 

 

もちろん、今回の改革でも23年生の成績は入ります(本番試験との比重は変わりますが)。

 

したがって、普段の勉強も頑張らないといけないのですが、それでも「スタートダッシュ」に失敗した生徒さんにとっては、1年生の失敗を引きずらなくてもよくなり、希望進路を断念しなくてもよくなるので、私は良いと思っています。

県立高校入試改革について思うこと2

もう1つの改革は、選抜1が事実上なくなることです。

もちろん、改革後の一次募集では自己PR書や面接試験など、選抜1の要素は取り込まれます。

ただ、今までのように「教科試験」を受けずに、入学するということはなくなります。

※特に影響の大きいのは、今まで枠の半分を選抜1としてきた呉市立呉高校でしょう。

 

これについては、正直複雑な塾・家庭教師関係者も多いのではないでしょうか。

例えば、定期試験対策(とりわけ過去問のコピーなどを使用する場合)で内申点を稼いで、安全圏までもっていったほうが、本番の「水モノの」試験で結果を出すよりも、確実度は高い(と思いがち)だからです。

 

ただ、私個人としてはそういう「受かる・受からない」プロパーで考える指導法は、そう考える教師も含めてあまり好きではなく、もっと自然体で学習できる環境を望んでいたともいえます。

 

 

今回の改革によって、間違いなくこれまで以上に強調されるのは、広島県特有の「考えて記述する」試験問題です。正直に申し上げて、私はこの問題形式が好きです。いわゆるにわか勉強では通用せず、それゆえに教師としては生徒様の思考力や応用力を育てるという、ある種のウルトラCを要求されるからです。

県立高校入試改革について思うこと3

最後に、塾や家庭教師選びという観点でいくらか書こうと思います。

 

まず、今まで塾や家庭教師をやっていなかったご家庭についてです。

こうした入試改革情報については塾や家庭教師センターが発信していることが多いですが、そうした教育産業からのアピールとは別に、「中学生の間にやりたいこと」をやることが大切です。

 

例えば、今までと比べて内申点の比重が下がることが予想されますが、そうなれば各教科の勉強を点数のためだけではなくて、純粋に興味をもって勉強できることにつながります。また、勉強以外の部活動やボランティアといったこともやりやすくなるのではないでしょうか。

 

そのうえで、塾や家庭教師をこれからの制度でやってみるメリットとしては、次のような点が考えられます。

 

・周りの勉強する環境のおかげで、やる気やルーティーンを維持しやすい

・より短時間で、必要な学力をしっかりと身に着けられる

・塾用教材を利用して、市販教材では難しい演習の量と質を確保できる

 

また「家庭教師の白井」特有のアピールポイントとしては、上記に加えて

・自学自習ではなかなか向上させにくい、国語力の向上が見込める

11授業なので、教師が生徒様やご家庭と連携しやすい

 

という点があります。

 

 

また、すでに塾や家庭教師を利用されている生徒様やご家庭にとっては、今まで以上に「よい教育サービスを自ら探す」という姿勢が重要になるでしょう。

 

例えば、入学試験だけではなくて最近では入試を意識して定期試験の問題も記述式が増えています。

 

そうした状況に対応するには、「わからないところを教える」以上に、指導力のある教師が必要になるからです(また、相性も重要になるでしょう)。

総括

「最もインテリジェントな生徒様が勝つ」というシンプルなものが私の理想の入試形態です。

 

今までがやや複雑すぎたのかなと思います。

 

私は今後も平常運転でがんばります。