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2018年10月 月間報告

はじめに

1.「良い授業」をやった後は気持ちが良い

2.基礎と応用のバランシング

3.子どものときから将来を決めておく必要は本当にあるか

結びに代えて~子どもの可能性の源泉は?~

はじめに

天高く馬肥ゆる秋ですが、今年の10月は家庭教師の白井として2回目に迎える秋でもあります。

 

今月は、昔懐かしいお客様もいらっしゃって、特に充実したといえる授業も何回かあって、個人的には良い月となりました。

1.「良い授業」をやった後は気持ちが良い

ある生徒様と広島大学付属高校の問題を解きました。

彼女は中学1年生なのですが、非常に呑み込みが早くまた「センス」があるような気がしたので、「もしかしたらいけるかな」ということで教えてみました。

 

やった科目は国語と数学の一部なのですが、期待通りステップを踏んで指導するとそのステップ通りに吸収してくれてこちらとしても非常にやりやすかったです。

 

例えば、国語(現代文)では、文化の内実に関する内容が出題されていたわけですが、いきなり中学生に「文化とは何か」を問うことは愚問です。

 

したがって、本文中の内容を自分の言葉で言い換える訓練をしました。

「わかったつもり」でいても、本当はわかっていなかったり言語化できないというのは非常に多くあるからです。

 

またかこの記事で書いた私なりの「やり方」でもあります。

参照:いわゆる「やり方」について

 

結果的に設問はすべて正解(合格答案)を仕上げてくれて、こちらとしてはやったかいがあるというものでした。

 

 

また数学については、文章問題を解読することに焦点を置きました。

ただ、数学の場合は理解した内容を「言語化」するとともに「数式化」することも重要になるという点が、国語とは異なっています。

 

ですから、数学を指導する際には適宜数式や表、グラフなどに置き換えることに焦点を置きました。

 

結果的に、(中1にもかかわらず)連立方程式や平方根の計算も対応できるようになり、可能性を広げることができたのではないか、と思いました。

 

 

他の生徒さんの授業でも、しっかりとした授業ができた時には、非常に気持ちが良いものです。

これは自己満足かもしれませんが、自己満足にとどまらないで生徒様にも満足&納得のいく授業を今後も続けたいと思います。

2.基礎と応用のバランシング

応用問題を理解するために基礎力が重要なのは、言うをまちません。

 

ただ、ここでは指導中に基礎と応用のどちらを教えるべきか、ということに焦点をあてたいと思います。

基本的に公立の(中)学校の試験は、基本重視です。

 

あまり、応用が出るということはありません。

 

 

一方で公立高校入試問題では、やや応用力・引き出しの多さを試すような内容が出ることもあります。難関校受験ならなおのことです。

 

ですので、限られた時間の中でうまく基礎の指導と応用の指導のバランスをとる必要があります。

 

このたびは、ある別の生徒様の数学の指導で、応用に時間を割きすぎたあまり、基礎がおろそかになってしまうということが、テスト結果に響いたということがありました。

 

そのため、まずはテスト結果の安定が重要と考え、基礎と応用はうまくバランスをとる必要があると感じました。

3.子どものときから将来を決めておく必要は本当にあるか

いったん話題が変わって、子どもの将来について親御様の心配があるようなので、それにこたえておきます。

 

つまり「今のうちに○○(職業)にポイントを合わせたほうがよいのではないか」「将来なる職業について小学生のうちから考えておいたほうが良いか」という疑問です。

 

この疑問に対する答えとしては、「10年前に今の様子を聞かれても答えられなかったように、今の時点で10年後の様子を想定しても意味がない」ということです。

 

とりわけ、子ども様には「可塑性(かそせい)」といって、固まる前の紙粘土のように、さまざまな可能性があります。

 

ですから、将来に向けて引き出しを限定するのではなく、むしろ増やすことに焦点を置いたほうが良いと思います。

 

将来のことは本当に誰にも、本人にすらわかりません。

そういう不確定な将来に対応するためには、目先のテストの結果だけではなくて、自ら考えて状況を安定化させていく「インテリジェンス」も重要ではないでしょうか。

結びに代えて~子どもの可能性の源泉は?~

さて、10月も終わり11月と年の瀬が迫っています。

 

ただ、だからといってアプローチを変えるということはありません。

微調整はするにしても、基本的な方針である「考える力を刺激して育てる」ということは、私共が一貫して主張してきたところであります。

 

今後も、生徒様の利益を第一に考えつつ、私自身もエンジョイできる環境を作っていきたいと思います。