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第5章 家庭教師における”Why”

勉強する理由を考える理由

なぜ、何のためにお勉強をするのかという疑問は、非常にポピュラーなものです。

 

ただ、その理由をあえて考えなければならないかというと結構疑問に思っています。

というのは、中学生や高校生の方でさえ「勉強」が役に立つのは5年とか10年とか先のことです。

 

そんな先のことをどうして想像できましょうか。

また、無理やり想像することで将来の可能性を狭めてしまいさえしないかと心配です。

 

ただ、それでも「考えたい!」という生徒様は、おそらく「やる気の根拠」を求めていらっしゃるのだと思います。

「現在の自分」のために、やる気の根拠を考えることはある程度は有効だと思いますので、以下私の考える「理由」を何点かご紹介します。

確かに勉強は「役に立つ」が・・

確かにお勉強は「役に立ち」ます。

 

まず1つ目は「考える力」を伸ばして視野を広げることにあります。

例えば「この問題は法律の問題になるから、このキーワードで検索すればよいな」とか「ちょっと頭を冷やして理屈立てて考えてみよう」ということが分かる(できる)ようになります。

 

実際、問題を発見したり解決したりする能力は社会においても常に必須でありましたし、今後もそうあり続けるでしょう。

 

2つ目は「試験や受験」で成功でき、資格や学歴を手に入れられるということです。

今はいろいろ言われているものの、学歴はやはり重要です。

医者や弁護士、あるいは教師など学歴がしっかりしていないとそもそも受験資格すらないというジャンルもあります。

 

また、それらの社会的なステータスを手に入れることで、安定した生活を手に入れる基盤とすることもできるでしょう。

 

 

ただ、そうった「将来」のことも大事ですが、私としては「現在の自分」つまり学校生活も大事にしてもらいたいと思います。

 

実際、勉強ができないと、先生から尊重されなかったり、追試になって部活が制限されるということや、両親などから突っつかれるという問題が発生します。

 

これら直近の問題を予防して、快適で平和な日常を手に入れるために勉強する、ともし意識するにしてもそれくらいで十分ではないでしょうか。

やる気と「勉強する理由」の関係?

一方で家庭教師にとって生徒様の「やる気」というのは非常に重要なテーマです。

 

ただこう言っては何ですが家庭教師が生徒に勉強する理由を説教するようになったらそれはもう「相当まずい状況」ではないかと思います。

 

というのは家庭教師は「勉強が楽しい」「教師と一緒に頑張るのが楽しい」という雰囲気づくりをするのが任務だからです。

それが意味をなさず「なぜ?」という疑問を呈されるということは、家庭教師にとってやっていることが機能していないかどうかを点検すべきタイミングだといえます。

 

 

それに「勉強が楽しい」という「当たり前なこと」は、口に出さないからこそ当たり前であるという側面もあります。

家庭教師に求められるのは「さりげなく」勉強することが苦にならない雰囲気づくりだと思っており、私共としても最も力を入れている部分です。