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国語力を活かした他教科勉強法のご提案

「国語は得意だけど数学は大の苦手・・」「考えることは好きなんだけど、暗記科目とかはちょっと・・」ということは、結構ありませんか。

 

しかし国語、なかんずく現代文が得意なのであればそれをもっとうまく活用して、ほか教科のお勉強に活かすことができます。

 

この記事では「リライト(Rewrite)勉強法」という勉強の概要ややり方、メリット・デメリットなどについてご説明します。

やや表現を変えて、自分の文章で書きうつす

たとえば数学の応用問題などは、「なんでこんなことが分かるの?」というような解き方をしているように見えることがあります。

 

それは、自分がその問題にあまり慣れていないからで、慣れればなんということはないのですが、それだけに何とかして理解度を一段上げる必要があります。

 

 

一般に「答えを丸写しする」ということは、あまりよいことではないといわれます。

確かに何も考えずに単に文字や数字を書き写すのでは、時間と労力を無駄にしているといわざるを得ません。

 

しかし、そこに一工夫加えたら学習の中身は大きく変わります。

それは「答えをリライトする」ことです。

 

 

リライトというのは単に、単語を置き換えるというのではなくて内容を維持したまま、異なる切り口で文章を再構成することです。

 

実は私はウェブライティングをしているのですが、そこにおいてもリライトというのは非常に重要なスキルとなります。

 

しかし、リライトをするためには自分の中に豊富な語彙があるだけでは不十分で、その書こうとしている内容をある程度以上理解していなければなりません。

 

そして、面白いことにリライトをして書いている最中にも内容の理解は進んでいくということです。

 

 

わたしの場合には、まず模範解答を一読して、そして10分くらいクッションなどによりかかってリラックスします。

 

そして、そのあとリライトをすると頭の中のことが徐々に言語化されていって明確になります。

 

この「スッキリ」とした感じが好きで、頭の良い体操にもなっています。

根底にあるわたしの考え方

わたしは性格として、「他人と同じになる」ことを好みません。

 

それは文章においても同じことで、少しでもいいから自分らしさを発揮した文章を書きたいと思っています。

 

ですから、単に「楽をしたい」ということではなくて「こだわり」もあるということです。

勉強において「こだわり」は結構意味を持ってきます。やる気の源泉にもなり、うまくマネージメントできれば最後の踏ん張りで決定的な差を出すこともできるでしょう。

 

 

ですから「リライト勉強法」は、こういう「自分らしさ」へのこだわりがある方におすすめです。

メリット・デメリット

最大のメリットは「正しく」行えば、理解を促進してしかも(模範解答を参考にしますから)「書き方」の矯正もできるということです。

 

わたしは、もともと文章を書くのが好きでしたから、自分のスタイルで勉強している!という安心感も得られます。

 

 

他方でデメリットとしては、単なる単語の置き換えにとどまったり、語尾をちょっと変えた多くらいのリライト(?)では、効果が出ないということです。

 

また、長々と文章を書くので時間がかかります。

辛抱強さがまだ不十分な人には、途中で投げ出すリスクもあるでしょう。

 

 

しかし、「書く」ということを軸に据える勉強スタイルは、できるだけ身に着けておいたほうが良いと思います。

 

特に国語(現代文)が得意(好き)であるなら、その能力をもっと多方面で発揮するべきです。

難関校の過去問で試してみては?

難関校の記述問題は、非常によく練られており勉強になります。

 

特に東大はオーソドックスな知識を深く追究する問題が多いので、知的好奇心をうまい具合に刺激してくれます。

 

今回試したのは日本史の論述で、「官僚制」という言葉を軸にして同じような内容の文章を何通りか考えてみると結構勉強になりました。

 

他大学でもよいので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

おまけ

2017年東京大学文科数学第3問。解答作成にあたっては『東大入試詳解数学文科25年』(駿台文庫)を参考としました。