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最高水準日和「集中力」

ずいぶんと大仰なタイトルですが、今日は家庭教師的にもうれしく充実した1日でした。

 

この記事では、①生徒様のあゆみ、②今日やった大まかな内容、③「集中力」について簡単にまとめてみたいと思います。

1.生徒様のあゆみ

安浦中学校1年生の方ですが、元から「できる」イメージはありました。

 

長年教育をやっていると、たまに「おぉ」と思う生徒様に出会います。

それは、「現時点」でできるというよりかは「伸びる」という意味合いのほうが近いです。

 

「伸びる」生徒様は、例外なく謙虚でありそしてハングリーです。

もちろん「優等生」なのですが、おそらく想像されるイメージとは異なり、時には面倒くさがったり、だれたりはします。

 

ただ、根源に「自分で自分の勉強をしている」という考えがあるかどうかは、見てみればすぐにわかります。

 

この女子生徒様はまさにそうであり、それは結果で裏打ちされつつあります。

 

 

1学期のはじめから指導しているのですが、主に『最高水準問題集』を定本として指導しています。

※たまに『教科書ワーク』や『教科書トレーニング』も併用します。

 

この問題集は決してやさしくはなく、「忍耐力」が必要なのですが(もちろん教える側のアドリブも重要です)しっかりと取り組んでもらい、学校の授業の進度の遅さがけだるく感じるくらいになりました。

 

1学期の成績は4と5のみでしたが、本人はさらに上を望み、2学期の休み明けテストは100点を含み、今のところすべて90点以上でした。

 

こうして結果が出ることは私としても感無量であり、また生徒様や親御様ともウィンウィンの関係を築けるため、今後もさらに上を目指していこうと思っています。

2.今日やった大まかな内容

今日やったのは理科と社会です。

 

この2科目というと「暗記科目」だと思われる人ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、実相は異なります。

 

もちろん数学や国語よりは暗記が必要ですが、この最高水準問題集は暗記したことをもとに、思考して記述する問題がほとんどを占めています。

 

以下、今日やった中で気になった例を挙げましょう。

 

 

〇社会(地理)

p11 14の(2)

「斎藤さんは会社からサンフランシスコに出張を命じられた。成田国際空港から搭乗し、サンフランシスコの空港に2月10日午前9時30分に到着する飛行機に乗るように指示された。日本時間で何月何日何時発の飛行機に乗ることになるか。ただし、飛行時間は9時間30分で、サンフランシスコは西経120度上にあるとする。(大阪教育大附属平野)」

 

(考え方)

時差の問題は「経度差15度で1時間時差が生じる」ということを応用していく、応用問題の見本市のようなものです。

※日本が東経135度なのは暗記事項です。

 

わたしは、4つのアナログ時計を書くことを勧めています。

すなわち・・

 

①出発地の出発時刻

②出発地の到着時刻

③到着地の出発時刻

④到着地の到着時刻

 

なぜデジタルでないかというと、アナログのほうがイメージしやすいからです。

 

具体的にはまず④が2月10日午前9時30分ということから出発し、

②2月11日午前2時30分

③2月10日午前0時  ←②と③は片方で可

 

①2月10日午後5時

 

というものをはじき出します。

 

 

そのほかにも表やグラフ(雨温図や人口や面積)、写真(民族衣装や建築物)をもとに考察する問題が多数出題されており、これらを生徒様と一緒に解いて解答を比べてみるのはとても楽しいことです。

 

 

〇理科(1年、化学的分野)

p41 50の(3)

「鉄5.0gを水に入れると、体積は何㎤増加するか。小数第2位を四捨五入し、小数第1位まで答えよ。cf.鉄の密度は7.87g/㎤」

 

(考え方)

わたしも思わず誤答してしまいましたが、何を何で割ればいいのかに気づけるかどうかです。

 

こういう紛らわしいものは、暗記したりフィーリングでやるよりも、実際に比例式を書いてみたほうが確実です。

 

ここで、5.0gの鉄の体積をXとすると、1㎤あたり7.87gだから・・

 

(体積):(質量)=(体積):(質量)

1:7.87=X:5.0

7.87X=5.0

X=5.0÷7.97

X≒0.62

 

答え:0.6㎤

 

という次第です。

 

 

これ以外にも計算問題や、実験の考察などを多数やりました。

なので「科学的思考」のよいトレーニングになり、社会と併せてよい頭の体操になったと思います。

3.「集中力」について

話は変わりますが、集中力ってどれくらい持つでしょうか。

 

もちろん100%の状態でずっといられるのは2時間くらいだといわれていますが、しかし適度に息抜きをしながらだともっと長く持ちます。

 

というよりも、勉強する体力のある(ようにみえる)人は力を抜くのがうまい、あるいはエネルギー効率がよい人ではないかと思います。

 

実際、この生徒様は当初は2時間でもどうかな・・と親御様はおっしゃっていましたが、このたびは4時間ほぼ休まずに問題を楽しく解いていました。

 

ですから、集中力は鍛えられるのです。

というよりも、各教科の知識や技能そのものよりもこうした集中力や学習のテクニックのようなものを身に着けることが、小中高校の目的ではないかと思います。

 

それをスキップして楽をしてしまうと後々苦労してしまったり、あるいは「学校なんて意味はなかった」という誤った見方をしてしまうことにつながるのではないかとみています。

おまけ

『最高水準問題集 地理』のp54 54の(6) 大阪桐蔭高校の問題の解説

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