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広島県選抜2の分析

過去の平均点

広島県教育委員会公式ホームページにて公表されている各教科の平均点は、以下のグラフのように推移しています。

 

全体的に下落傾向が目立ちます。

なぜ、平均点は下落しているか

平均点が下落している要因としては、

 

1.生徒のレベルが下がった

2.問題の内容が変わった

 

の2つが考えられます。

教育関係者などに聞いてみたり、実際に生徒さんを教えてみたりした感じでは、レベルが年々下がっているということはあまりないようです。

 

むしろ、広島県の問題の変化のほうにトレンドがあり、年々「資料やグラフ」「会話文」を読んで問題に答えたり、「日常」になぞらえた問題が出されるようになってきたということの影響が大きく出ているのではないか、と推察します。

県教委の見解(抜粋)

〇各教科の得点分布から

「国語では,全体の中央が高くなった山形となっており,応用的な問題に十分に対応できていない受検者が多いと考えられる。

 

社会では,全体の形が左寄りの山形,

数学,理科では,全体の形がやや左寄りのなだらかな山形となっており,基礎的・基本的な学習内容の定着が不十分な受検者が多くいると考えられる。

 

英語では,昨年度と比べると右に寄ったなだらかな山形となっているが,依然として基礎的・基本的な学習内容の定着が不十分な受検者が多くいると考えられる。」

 

〇各教科の設問別正答率から

「国語については,昨年と比べ平均点に大きな変化はなく,昨年と同様に30%以下の得点層に属する受検者が少なくない。

 

今後学習を進めていく上での基盤となる「漢字の読み及び書き取り」についての正答率の平均は84.8%と高い。また,分野・領域別にみると,説明的な文章についての正答率が低い傾向がみられる。

 

 

社会については,昨年と比べ平均点はやや下降した。60%を超える得点層に属する受検者が少なく,30%以下の得点層に属する受検者が全体の 38.5%と多かった。

 

また,分野・領域別にみると,歴史についての正答率が低い傾向がみられる。

 

 

数学については,昨年と比べ平均点はやや下降した。30%以下の得点層に属する受検者はやや増加し全体の 30.8%と多かった。

 

今後学習を進めていく上での基盤となる簡単な数・式の計算については正答率の平均は88.1%と高い。

 

一方,日常生活における問題を解決する場面での数学的な思考力をみる問題の正答率は昨年度に引き続き低かった。

 

分野・領域別にみると,関数や図形についての正答率が低い傾向がみられる。

 

 

理科については,平均点は上昇した。30%以下の得点層に属する受検者は減少したものの,全体の 39.4%と依然として多かった。

 

また,分野・領域別にみると,物理についての正答率が低い傾向がみられる。

 

 

英語については,平均点は8.5点上昇した。60%を超える得点層に属する受検者が大幅に増加した。

 

一方,30%以下の得点層に属する受検者は大幅に減少したものの,全体の22.6%と依然として多かった。

 

また,分野・領域別にみると,文章の概要や要点を理解し,質問に対する自分の考えが読み手に正しく伝わるように英文を書く力や,日常生活の場面において,資料を基に表現内容を工夫してコミュニケーションする能力をみる問題についての正答率が低い傾向がみられる。」

 

〇結果を踏まえた課題

「5教科に共通した課題としては,日常生活などを想定した課題解決の場面で,既習の知識や学習内容等と関連付けて考察し,自分の考えをもったり判断したりして,その過程や結果を表現することが十分にできていない点が挙げられる。

 

 

この点を改善するためには,まず,日常生活や自然・社会における事象の考察,また,コミュニケーションの場面などにおいて,目的や意図に応じて判断したり表現したりするのに適切な課題を設定することが重要である。

 

そして,自分自身のこととして自分なりの考えをもち,その考えは適切か,相手に正しく伝わるかなど,課題の解決に向けて探究をさせていく必要がある。この学習指導を行う際に大切なのは,新学習指導要領にも示されているとおり,それぞれの教科の特質に応じた見方・考え方を働かせて思考・判断させていくことである。

 

新学習指導要領及び広島版「学びの変革」アクション・プランにおける「主体的な学び」が目指すのは,各教科等の内容についての本質的な理解である。

 

そのためには,習得・活用・探究の過程の中で,各教科における見方・考え方を働かせることで,深い学びにつなげていくことが重要である。」

 

※太字・傍線部は引用者が適宜付した。

参照:「一般学力検査の結果の概要」

変化したトレンドに対応するには

最近は、主体的な学び(アクティブラーニング)が叫ばれて久しいですが、実態としてはそれに対応できている人と、そうでない人との格差が広がっているのが現状です。

 

昨今の入試のニーズに対応するためには、基礎学力をしっかりと定着・理解させることが重要です。

 

つまり「丸暗記」「がり勉」は通用しなくなりつつあるということであり、人と人とのコミュニケーションを通じて、自分の考えを習った事柄を活用して、より説得力を持って説明できるようになることが必要です。

 

 

そのような臨機応変な能力は、なかなか多人数型の授業では身に着けることは難しく、今後はマンツーマンや家庭教師の強みがますます発揮されてくるものと思っています。

 

 

実際、私共では「動画」を見ていただくとわかる通り、生徒様の主体性を刺激するような授業構成をしております。

 

このような個別具体的な対応ができる教師は限られおり、今後は「単にわからないところを教える」以上のことが大きな意味を持ってくるでしょう。

ここまでご覧いただいた方のためのおまけ

呉市内及び広島市内の主要な高校の選抜2志願倍率と、偏差値及び広大現役合格者。

 

※各高校の公式ホームページなどを参照し、作成。