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数学が苦手な人が数学が苦手な理由

数学って、国語以上に嫌いな人や苦手な人が多い科目ですよね。

 

そして、ほとんどの塾や家庭教師は教えることができる(とされている)教科でもあるのですが、本当に数学に対して苦手意識を持っていたり、嫌悪感を持っている人をバリバリの数学学習者にするのは必ずしも容易ではありません。

 

ここでは、次の問題をもとに考えてみましょう。

問題:上記のような図において、△OABを二等分し、Oを通る直線とABとの交点Cの座標を求めなさい。

 

問題自体は、得意な人からすれば説明する必要すらなさそうなものですが、苦手な人はこの問題を目にすると「うわーっ」となり、思考が止まってしまいます。

 

 

その原因はいったいどこにあるのか、ということです。

私が、実際に生徒さんから聞いたことによると「単純な暗算で解けない」からということに起因するようです。

 

例えば「2と-6の平均を求めなさい」とか「A(-6,9)B(2,1)の中点を求めなさい」とかいう問題なら暗算で解くことは可能ですし、順を追って説明すれば「ふむふむ」という風に「納得」はしてくれます。

 

しかし、上の問題文から具体的な公式の当てはめや計算に至れるかというと、そういうわけでもないことがあります。

 

 

 

それはひとつには「経験と勘」というのはあるでしょうが、もう少し掘り下げて考えてみましょう。

 

上のようなグラフや図形の問題では特に「何かが決まれば何かも決まる」という「因果関係」があります。

 

できる人というのは、その因果関係を見つけてつなげるのが大変速いのですが、反対に苦手な人は①因果関係の見つけ方を知らない、②因果関係が重要ということを知らない、③因果関係の内容(公式)を覚えていない、という問題の一つ以上または全部が絡まりあっています。

 

教える側としては、このもつれをまず明らかにして解消することを目指さなければなりません。

 

 

上の問題でいえば、

①分かっている情報は座標だからそこからスタートするということ、②グラフの情報から座標・図形の話に置き換えること、また③三角形の面積の公式(底辺×高さ÷2)をもとにして二等分するということ→底辺の中点の座標を求めるということ、などを理解してもらうことが重要になります。

 

そのために重要なのは、いろいろと試行錯誤してみること。

今まで習った知識にはちゃんと使いみちがあるということをわかることです。

 

最終的には独り立ちしなければなりませんから、この解法に至る流れの作り方には数学独特のパターンがあるということにも気が付いてもらいます。

 

そのためには、やはりマンツーマンの双方向で対等にお話ししあう関係構築が重要かなと思います。

 

参考リンク:数学が苦手になる理由や心理とは?20人の意見まとめ

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