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新しい入試の形

新テストの問題

先日、新しい入試の形としまして大学入試の問題が公表されましたが、

 

それを見て「難易度アップ」と捉える見方が多くあります。

 

実際問題を見てみると国語の問題が、契約書の問題点を指摘するようなものになっていたり、数学でも公園の整備計画を立案するなどの問題になっていたりと、初見の方には「なんだこれは?」というような出題になっています。

 

 

※詳細は『2020年度大学入試改革! 新テストのすべてがわかる本』をご参照ください。

※また、例題はこちら


なぜこのような出題に変わるのか

近年のトレンドを理解するために欠かせないのが「アクティブラーニング」というものです。

 

これは、生徒側が受動的に授業を受けるのではなく、「認知的、倫理的、社会的能力、教養、知識、経験を含めた汎用的能力の育成を図る」(2012年8月中央教育審議会答申)ということを目的としたものです。

 

つまり「お勉強」と「実社会」との乖離をできるだけ少なくして、学んだことをテスト以外でも役立てることができるかどうかが重視されているということです。

 

そのような次第ですから、高校や大学そして大学入試も変革の必要が叫ばれ、その一環として大学入試テストも改革が進んでいます。

※名古屋商科大学ホームページより引用

英語について

英語については2020年から23年(2018年度現在の高1~中1が受験)の間は、大学入試センターが作成する試験と民間の資格・検定試験との両方が用意され、各大学はいずれかまたは双方を利用することになります。

 

このとき、利用可能な民間の試験は以下のようになっています。

※いずれも河合塾ホームページKeiNetより引用

※なお英検は4技能(読む、書く、話す、聴く)を試す新制度のみを採用

新テストにどう向き合うか

 

大学入試改革によって、今後はできる人とそうでない人のギャップはさらに開いていくものと思われます。

 

ただ、実際の計算式や公式などをみるとそれほど難しくなったようには思いません。

むしろ、人によってはたやすくなったと思う方もいらっしゃるでしょう。

 

 

新しい入試で求められているのは、単なる丸暗記ではなく、

必要な知識を踏まえた上で、それを活用し、実際の知的な作業において役立てる!

というより実践的で応用的な力です。

 

こういった力は、いままで「何となく」おざなりにされてきたものですが、

実際社会を生きるうえで重要なものではあり続けていました。

ですから、いまこういう入試形態になったこと自体に驚きはありません。

 

問題は、どうやってこのような力を身に着けさせるか、ということです。

私の考えでは、物事を考える力の根本は「国語力」にあります。

 

つまり、国語力がないことには自分の言語を使ってものごとを考えることはできませんし、

考えたことをほかの人に伝えるということもできません。

 

しかし、国語力を教えられる人というのは限られていますから、

 

今回の新傾向に対しては、対応できる人とそうでない人の差がかなり出るのではないか、と見ています。

 

私は、国語を教えていますが、

その内容は単なる漢字の暗記というものにとどまるものではなく、

考える過程までしっかりとしたものにすることを重視しています。

 

このようなスタンスは継続していくつもりであり、

国語力を必要とする状況が高まっていく中で、必要な教育サービスを提供してまいりたいと思っています。

参照サイト

・河合塾KeiNet「2020年度以降の大学入試

・駿台「高大接続改革について